安く上げるピザ釜の作り方

ピザ釜の完全手作りに挑戦

 

 

ピザ釜を安く上げようと思えば、全ての材料を自分で揃える必要があります。こうした石釜の作製は主に左官作業となり、ブロックや石材をいろいろ加工接合しようと思えばすぐ近くに水も必要となります。

 

道具・工具という点では、基礎掘り用シャベル、レンガや石を加工するグラインダー、セメント撹拌用の「舟」、モルタルを練るためのクワ、モルタルのコテ板、コテ(3種類程度)、バケツ、ゴム手袋、ゴムハンマーなどが必要で、キットの中には簡単に組み立てができるものありますが、それでも台座を作製する場合には同様の道具や施工環境が必要になってくるでしょう。

 

安く上げるポイントは使用するブロックです。低予算で石釜を作る場合にはここが一番大きいでしょう。土台部分はブロックで十分で、重量ブロックでもホームセンターで一個100円以下です。

 

土台になる地面はできるだけ硬くして水平機で均等にブロックを敷いで鉄芯を通します。差し込んだ穴にはセメントを流し込みますが、熱に対する処置は重要ではなく、安定した強度のある土台にするためですから、普通の安いセメントを使えばいいと思います。

 

ブロックは貫通型と非貫通型があるが、鉄芯を通すのでここは貫通型を使います。三段目に鉄の平棒を2本セットしておくと、燻製を吊るせて便利で、2本あると網を敷くこともできます。

 

形状はブロックの隙間を均等にするために平たい方が適しています。こうした過程でどうしても歪みが出てきますが、そのためにセメントを厚めに敷いて、小石などを挟んで水平機で計りながら修正しましょう。

 

4段目は通常は耐熱レンガを敷いてその上に耐熱モルタルなどを塗ることになりますが、コストにこだわるのなら、鉄板を敷く方法もあります。釜の燃焼室だけは高価でも耐熱レンガを使ってください。釜の効率を高めるためには、レンガの隙間部分に廃材や小石などを根気よく詰めていくことが重要で、この点もローコストならでは作業かもしれません。